第27番 興禅寺(十一面観世音菩薩)
*宗 派 天台宗
*御本尊 十一面観世音菩薩
*開 山 天台宗第4祖慈覚大師円仁
文徳天皇(在位850−858)代 仁寿3年(853)2月
*現住職 第26世 金子慈淵
*〒223−0063 横浜市港北区高田町1799
*電話:045−591−1340
*横浜市営グリ−ンライン「高田」駅下車 徒歩10分
*東急東横線「綱島」駅より「新城駅前」行東急バス「天満宮」下車 徒歩5分
圓瀧山光明院の号あり、御本尊十一面観世音菩薩像は慈覚大師の御作と云う。また、勝軍地蔵(愛宕権現)を刻み、お山の鎮守として祀られたと云われる。当山は戦国の時代より数回の火災に見舞われ、最後の火災は700年前と云う。本堂は元応2年(1320)8月の再建と云われ、時に領主桃井播磨守直常公が無二の大願を起こし、愛宕社も共に造立し奉ったと云われる。慶安2年(1649)高七石余の寺領を賜る。その後代々の住職が修復をして現在の観を呈するに至る。昭和62年に、関東では少ない多宝塔形式の薬師堂が建立された。横浜七福神の「福禄寿尊」が祀られている。
ご 詠 歌
まどかなる
いのりのくもの
はたてより
ごしきにそまる
たきのいとすじ