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第28番 塩谷寺(馬頭観世音菩薩)

*宗 派 天台宗

*御本尊 馬頭観世音菩薩

*開 山 慈覚大師円仁(794−864) 仁寿元年(851)

     中興 什珍法印(1682)寂

*現住職 第16世 福寿亮賢

*〒223−0066 横浜市港北区高田西4−34−35

*電話:045−592−2406

*東急東横線「綱島」駅より「江田駅」行バス「倉田屋前」下車

*横浜市営地下鉄グリ−ンライン「高田」駅下車 徒歩15分

塩谷寺略縁起によると、文徳天皇(在位850−858)には2人の后妃がおり、それぞれに王子が授かったという。天皇は世継ぎの問題で悩んでおられたが、第1の皇后はこの心労により病床に伏してしまう。天皇は天照大神の神託により、遥か東国の薬師の霊場へ慈覚大師を遣いに出す。大師はこの地より長生不老の塩泉を汲み、天皇に献上したところ、皇后の病は立処に癒えた。又この塩泉を4人の王子の頭頂に濯いだところ、突然4人目の王子より光明を発したという。この王子が清和天皇である。天皇はふたたび大師に命じこの地に薬師如来を本尊として塩谷寺を建立した。

元禄14年(1701)客殿に農耕馬の供養として馬頭観音が祀られたが、農業の隆盛とともに栄え、客殿を本堂として現在に至る。

  ご 詠 歌

 まつかぜの

  おとぞみにしむ

   しをたにや

  ふかきまよいも

   はるるつきかげ

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